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看護用語集専用ページです。

更新日2012/07/19  

看護用語全般

 あ行  か行  さ行  た行  な行

  は行  ま行  や行  ら行   




  あ行 




   あ  



 
曖気(あいき) 

   げっぷのこと。 おくびともいいます。



 
悪液質(あくえきしつ) 

   癌などによる全身の衰弱状態。特に末期にみられる。

   食欲不振、るいそう、皮膚の乾燥や弛緩、 

   眼窩や頬の凹み などの症状が見られる。


 
 
アーチファクト

   人工産物 ノイズ など

   心電図や超音波検査、MRIなどの時に、誤った反応が起こり、

   正確なデータの分析が困難になる。

   心電図では、筋電図や基線の動揺がある。



 
アッペ

    略語 業界用語 

    appendix 虫垂 

    appendicitis 虫垂炎

    appendicectomy 虫垂切除術

    一般的に「盲腸(炎)」と言われているのは、正確には虫垂炎のこと。


 
 
アトピー咳嗽(アトピーがいそう)

    咳喘息と同じような症状で、大きな違いは、気管支拡張剤の効果があまり

    期待できない。

    アトピーやアレルギーの素因が強いため、いわゆる抗ヒスタミン剤がよく効く。



 
アナムネ

    アナムネーゼ の略



 
アナムネーゼ

    ドイツ語で既往歴のこと。

    入院時にアナムネ(アナムネーゼの略)をとるケースが多いです。

    患者さん又はご家族の方から情報を得ます。

    主な内容は、患者さんの主な訴え、家族歴、病気や入院の既往、嗜好、

    日常生活に関する情報(睡眠時間、排泄の状況、食事に関することなど)

    内服薬の有無や種類 など 様々です。



 
アニソコリア 
 
    瞳孔不同(左右の瞳の大きさが異なる)

    病院では略して「アニソコ」と呼ぶ場合が多い。



 
アヘン

    麻薬の一種

    モルヒネ、コデイン、ノスカピン、パパベリン などの成分が含まれる。

    鎮痛剤、鎮咳剤、催眠剤 などに使用されています。
   


 
アヘンチンキ

     麻薬

     鎮痛剤 鎮咳剤 下痢止め などに使用されています。



 
RI(アールアイ)

     ラジオアイソトープの略 放射性同位元素

     放射線を出す同位元素

        ※放射能は、放射線を出す能力



 
アルコール消毒(アルコールしょうどく)

      消毒用のアルコールで消毒することです。

      一般的に知られているのが、注射をする前の皮膚の消毒です。

      酒精綿(アルコールを脱脂綿に含ませたもの)などで消毒します。

      消毒用のアルコールでよく使われている製品には、消毒用エタノールや

      消毒用イソプロパノールなどがあります。



 
安静(あんせい)

      病気や怪我、手術後など、体を休ませること。

      安静にすることにより、エネルギーの消耗を抑え、体力を回復させる効果がある。

      怪我や骨折などでの安静は、傷口や骨折部位の修復に効果がある。



  アンビューバック

      商品名

      手動式人工呼吸器

      肺に手動で空気を送り込む為の医療機器

      緊急時の呼吸停止や人工呼吸器が使用できない時などに使用




   い  



  
一次救急(いちじきゅうきゅう)

     初期救急

     病気や怪我などの程度が比較的軽い状態で、

     外来で対応でき、入院や手術の必要がない救急医療



  
胃泡(いほう)

     胃の上部(胃底部)に溜まった空気のこと。

     物をのみ込む時に空気も一緒に胃の中に入るため、

     胃の上部に空気が溜まっている。

     立位の胸や腹部のレントゲン撮影などで黒く写しだされる。



  
胃瘻(いろう)

     口から栄養を供給出来なくなっ時に、胃に穴を開けて

     管を挿入する方法があります。

     開いた穴のことを胃ろうといいます。

       詳細はこちら → 
「胃瘻について」(※ナースのホームページ内)



  
インシデント 

     メディカルインシデント

     医療事故が起きる前の事例 

     一歩間違ったら重大な事故(患者さんの生命の危機)につながる事例

     患者さんに悪影響を及ぼしかねない医療行為




   う  



  
埋め込み式IVHポート

     皮下埋め込み式中心静脈栄養ポート

     長期間の栄養補給や化学療法などが必要な時に使用されます。

     在宅での使用が多くなってきています。

     鎖骨下静脈や頸静脈などから挿入した中心静脈カテーテルの先に取り付けます。

     ポートは皮下に埋め込まれるため感染や事故抜去などのリスクが低くなります。

      参照  ⇒  皮下埋め込み式中心静脈栄養



   え  



  
エアー針(エアーしん)

     空気針 

     輸液瓶など硬い素材の容器で点滴をする場合、

     容器内の圧を外気圧と同じにする必要があります。

     圧が外気圧より小さいと輸液が落下しなくなります。

     エアー針を刺して空気を通すことにより、圧が一定になります。  

     最近はソフトバッグが増えてエアー針の使用が減少しています。



  
エビデンス

     根拠 証拠 科学的根拠 裏付け 

      例: 治療を決める時の根拠
         確かな事例や研究がなされて結果が認められた治療を
         「エビデンスに基づく治療」という。



  
エント

     entlassen 退院の略語

     業界用語



   お  



  
嘔気(おうき) 

    はき気
   


  
嘔吐(おうと)

    胃の内容物を排出すること。 はくこと



  
オキシベント

     気管切開用人工鼻のギベック/トラキベント(商品名)に取り付ける付属品。

     酸素を流すときに使用する。

     気管内チューブから酸素を吸入するときに、チューブの先端にオキシベント

     を取り付けて酸素を流す。人工鼻につけて酸素を流す専用チューブ

       ※酸素ポートが付いている人工鼻が多くなっています。

       参照 ⇒ 人工鼻 



  
悪心(おしん)

    はき気 ムカムカ感



  
悪寒(おかん) 

     熱が上がる前のぞくぞくした感じ、寒気



  
悪寒戦慄(おかんせんりつ)

     寒気と震え(寒さによる震え)
     急に熱が上がるときにみられます。
     高熱時にみられる時が多い。


 

  
オーベン 

    指導医 上司 

    ドイツ語からきている

     参照 ⇒ ネーベン 研修医



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   か行
 

   か  



  
ガストロチューブ

    胃管  

    他にも ST(ストマックチューブ・英語)   マーゲンゾンデ(ドイツ語) などと

    呼ばれることも



  
カーデックス

    患者情報が一覧できる様に、記録用紙を

    はめ込んだり取り外しが容易に出来るビジブルブックに、まとめたもの。



  
カテーテル

    医療用の管、 チューブのこと
 


  
カテーテルチップシリンジ 

    先が円錐形になっているシリンジ(注射器)の一種 

    栄養チューブなどに接続して栄養剤や薬剤などを注入したり、

    胃液などを吸引したりする時に使用。



  
カテラン針

    膝や肘などの関節腔内、心腔内、局所麻酔(硬膜外麻酔、脊椎麻酔) など体の

    深部に注射する時に使用されます。

    皮下や筋肉、血管などに使用されている注射針より長い針。

      ☆脂肪の多い方で筋肉内の注射をする時に使用される場合も。



  
下部消化管(かぶしょうかかん) 

    小腸(空腸、回腸) 

    大腸(虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字状結腸、直腸、肛門管)



   き  



 
  
起坐位

    ほぼ90度の坐位

     参照 ⇒ 半坐位(ファーラー位、セミファーラー位)



  
起座呼吸(きざこきゅう)

    坐った状態で呼吸をすること。

    上体を起こさないと呼吸が困難な時の姿勢

    気管支喘息や心臓疾患などにとる姿勢



  
季肋部 (きろくぶ)

    上腹部で肋骨に近い部分




   く   



  
クランケ

    Kranke、ドイツ語、患者さんのこと



  
クリティカル器具

    感染させる確率が最も高い医療機器。

    血管内や組織内に挿入される器具。
    
     例: 針、手術用器具、心カテーテル、体内に留置する器具(バルンカテーテルなど)

      参照 ⇒ セミクリティカル  ノンクリティカル    
         
          

  
クリーンベンチ

    無菌調剤室 クリーンルーム

    高カロリー輸液などの調剤を実施するときには、

    感染防止の為に無菌室などで調剤することが理想。

 

  
クリニカルパス

    クリニカルパスウェイ(clinical pathway)の略 

    主に入院患者さんの入院から退院までの治療や検査、投薬などが

    記された計画表。




   け  



  
経口摂取(けいこうせっしゅ)

    口から飲食すること 薬剤などを口から与えることを経口投与



  
経腸栄養剤(けいちょうえいようざい)

    経腸栄養法(経鼻栄養法、胃瘻・空腸瘻栄養法など)で注入される栄養剤

    自然食品流動食、半消化態栄養剤、消化態栄養剤、成分栄養剤 などがあります。


 
  
経管栄養法(けいかんえいようほう)

    管(チューブやカテーテルなど)を介して、栄養や水分などを補給する方法を

    経管栄養法といいます。

    経口摂取が長時間出来ない場合や、栄養が不十分な場合に実施されます。

    腸を通さず太い静脈から栄養を補給する方法を中心静脈栄養法といいます。
 
    ☆広義の意味では、高カロリー輸液(中心静脈栄養)も経管栄養法に入ります。

  

  
経鼻栄養法(けいびえいようほう)

    胃や十二指腸の中まで挿入した管から、栄養剤(流動食など)を注入して

    栄養や水分を補給する方法します。

    片方の鼻腔から、栄養チューブを挿入します。

 

  
経鼻カテーカル(けいびカテーテル) 

    鼻から胃内などへ挿入する管

     ☆呼び方は他にも、経鼻栄養チューブ、ストマックチューブ(ST)、
 
       マーゲンゾンデ、ガストロチューブ ・・・ 

       など いろいろあります。



  
経皮(けいひ)

   「皮膚を通しての」意味




   こ  



  
抗原(こうげん)

    体外から入ってきた異物に反応して、抗体を作る物質



  
抗体(こうたい) 

    抗原と特異的に反応する免疫グロブリンの総称



  
誤嚥(ごえん)

    誤嚥とは、本来は食道を通って胃の中に入らなければならないものが、

    誤って気管内に入ることです。



  
コメディカル

     医師や歯科医師以外の医療従事者 

     看護師、保健師、助産師、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士、

     理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、診療放射線技師 など



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 さ行


   さ  




 サイレントアスピレーション

    不顕性誤嚥   むせることなく誤嚥してしまうこと 

   知らず知らずのうちに気管内に異物が入ってしまうこと
                    
   特に高齢者に多く、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になる

    
普通は気管内に何か入ると、むせたり、咳き込んだりして
    異物を外に出そうという体の防御反応が自然に出ます。
    意識のない方や麻痺のある方、痰を自力で出せない方などは、
    唾液や分泌物、痰などがどうしても気管内に入ってしまいます。
    食事ができる方でも、むせたり、咳き込んだりできない方、
    認知症のある方などは、食物が気管に入ってもわからないことがあります。
    周りの人も気付き難いため、肺炎に罹る危険性が高くなります。
    又、気管カニューレや気管内チューブを挿入している方などは、
    カニューレやチューブの先の外壁に付いているカフの上部に
    唾液や分泌物などが貯留しています。
    カニューレやチューブの交換やカフの空気の入れ替えのときに、
    上部に貯留したものが、気管の方に流れ込んで行きます。
    このように、知らず知らずのうちに気管内に異物が入ってしまうことを、
    サイレントアスピレーションといいます。

            

 

  
サクションチューブ

    吸引用の管 

    痰などの吸引や手術時の排液などに使用します。



  
サチュレーション

    動脈血酸素飽和度 SaO2 

    動脈血を採血して測定 又は パルスオキシメーターで測定

    血中酸素濃度の正常値 96%〜100%

    酸素濃度が90%を切ってしまうと、かなり危険な状態

    血中酸素濃度が70%台になると、人工呼吸が必要

    血中酸素濃度が100%を超えてしまうと「過酸素」の状態   

      
※パルスオキシメーターで測定した動脈血酸素飽和度は、

       SpO2(経皮的酸素飽和度)  SaO2の近似値 
 



  
サマリー  

    要約したもの。

    看護の経過や情報などを要約したものを看護サマリーといいます。



  
残渣(ざんさ)

    残りかす、 食物残渣




   し  



  
自己抜去(じこばっきょ)

    自分で管などを抜いてしまうこと



  
事故抜去(じこばっきょ)

    自分や他者が抜いたり、固定がしっかりしていないなど自然に抜けたりすること



  
消化態栄養剤(しょうかたいえいようざい)

    経腸栄養剤

    人工濃厚流動食の一つ



  
上部消化管(じょうぶしょうかかん)

    食道、胃、十二指腸 のことです。  
 


  
人工鼻(じんこうばな)

    Heat and Moisture Exchanger(HME)

    気道の乾燥を防ぐために使用されます。

    呼気時に得た水分と熱を、吸気時に放出して湿熱交換を行う医療機器です。

    気管内挿管時は気管内チューブの先に、

    気管切開時は気管カニューレ(気管切開チューブ)の先に取り付けます。

    トラキベントとも呼んでいます。       

     商品名例: ギベック/トラキベント( トラキベント、トラキベントプラス)
             トラキフォン、
             ファーマ人工鼻
            (ファーマトラックベーシック、ファーマトラック多機能タイプ)



  
シリンジ

    注射器



  
浸潤(しんじゅん)

    癌細胞や血球(白血球、赤血球など)、脂肪、デンプンなどが

    細胞や組織、器官などに侵入すること。

     *医療現場では、癌細胞がまわりに広がっていく時に、使われることが多い。



  
振戦(しんせん)

    震え

    意識とは関係なく震えること

     ☆振戦の種類 

       本態性振戦(家族性振戦)、安静時振戦、企図振戦(小脳性振戦) 
       甲状腺機能亢進、書痙、羽ばたき振戦(アステリクシス)、姿勢振戦 
       動作時振戦、生理的振戦 など



  
シンチグラム 

    核医学的検査 

    体に殆ど影響のない微量の放射線を出す薬を体内に入れて検査する。

    シンチグラフィで得られた画像のことです。

    脳血流、骨、心筋、甲状腺、腎などのシンチグラムがあります。


 
  
浸透圧比(しんとうあつひ)

    生理的食塩水に対する浸透圧の比 

    末梢静脈からの輸液の浸透圧比の目安は3以下

    中心静脈栄養の場合は、 4〜7



  
徐脈(じょみゃく)

    脈拍が50以下 又は30〜40以下




   す  



  
ステる 

    sterben(ステルベン) ドイツ語からの略  業界用語

    院内では 「ステった」 「ステる」  などと呼ばれる。 

    患者さんが死亡すること 



  
ストマックチューブ

    Stomach Tube 英語

    胃管

    

  
スパイナル針

    腰椎麻酔や硬膜外麻酔などに使用される針。

    外筒(外針)と内筒(内針)がある。



  
スポルディングの器具分類 

    医療器具の滅菌や消毒方法の判断基準 

    医療器具を使用する際の感染のリスクが基準

    クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカルに分類されます。



  
スワンガンツカテーテル 

    中心静脈を通って、右心房、右心室、肺動脈にまで挿入されるカテーテル。

    中心静脈圧、肺動脈圧、肺動脈楔入圧も測定することが可能。




   せ 



  
生検(せいけん)

    バイオプシー

    組織を採って検査に出すこと



  
咳喘息(せきぜんそく)

    何週間も続く咳 

    ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴を伴わない空咳。

    呼吸困難や発熱を伴わず、痰も殆どないのが特徴。

    普通の咳止めは効かず、ステロイド薬の吸入がよく効く。



  
セミクリティカル器具 

    正常な粘膜には接触しても、血管や無菌組織には触れない器具。

      例: 内視鏡、気管内チューブ、経鼻カテーテル、など

       参照 ⇒ クリティカル  ノンクリティカル



  
セミファーラー位 

    上半身の角度がベッドなどから15度〜30度拳上した姿勢




   そ  



  
挿管(そうかん)

    気道を確実に確保して、肺に空気を送る為に、

    気管内に口又は鼻から管を挿入すること。



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 た行


   ち  



  
チュアブル錠 

    水なしで、噛んで服用できる錠剤



  
中心静脈圧(ちゅうしんじょうみゃくあつ)

    CVP(Central Venous Pressure)

    右心房に近い大静脈の圧。

    正常値(参考数値) 5〜10mmH2O(4〜8mmHg)




   と  



  橈骨動脈(とうこつどうみゃく)

    手の親指側を走る動脈



  
トラキベント

    人工鼻 ギベック社の商品名としても呼ばれています。

    主に気管カニューレ(気管切開チューブ)に接続して使用されます。

    吸気時に適度な温度と湿気を与えます。



  
呑気症(どんきしょう)

    空気を多く呑み込んで起こる不快な症状。

    喉や食道の異物感や腹部の膨満感やげっぷなどの症状がでます。

    精神的ストレスや神経症、うつ状態の人になりやすい。



  
頓服(とんぷく)

    症状が出た時に服用する薬。

    痛み止めや、発熱時などに処方されることが多い。




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 な行


   な  



  
ナースセンター

    潜在看護師の再就職の支援や、看護職を目指している人たちの相談や

    情報提供などを通して、看護職の定着に力を入れている。

    1992年に47都道府県に設置されました。

    都道府県ナースセンター(知事の指定)と

    中央ナースセンター(厚生労働省の指定)があります。


 
  
ナチュラル・コース 

    積極的な延命治療を行わないこと

    自然死 尊厳死



  
ノンクリティカル器具 

    正常な皮膚と接触又は、全く触れない器具。

      例: 尿器、便器、血圧計のカフ、聴診器、心電図計の導入子

         松葉杖 ベッドサイドテーブル、ベッドのてすり、など

      参照 ⇒ クリティカル  セミクリティカル
 

 

   に  



  
二次救急(にじきゅうきゅう)

    入院を必要とする重症患者

      参照 ⇒ 一次救急(いちじきゅうきゅう)




   ね  



  
ネーベン

    研修医のこと

    日本独自の隠語  業界用語




   の  



  
ノンクリティカル器具 

    正常な皮膚と接触又は、全く触れない器具。

     例: 尿器、便器、血圧計のカフ、聴診器、心電図計の導入子

        松葉杖 ベッドサイドテーブル、ベッドのてすり、など



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 は行


   は  



  
バイオプシー 

    生検(せいけん)

    体の組織や臓器の一部を採取して検査すること。



  
バッカル錠 

    臼歯と頬の粘膜の間に含ませて、唾液でゆっくり溶かして、

    口腔の粘膜から吸収させる薬。

    内服薬では効果が著しく減弱する薬。

     ☆内服薬の場合は、肝臓の代謝を受けるため、

      薬効が薄れる場合がある。



  
抜管(ばっかん)

    体内に挿入された管を抜くこと

    気管内に挿管された気管内チューブを抜くこと。



  
パルスオキシメーター 

    脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定する医療機器

     ☆誤差要因: 爪のマニキュア 不整脈 体動 循環障害など




   ひ  



  
皮下埋込式リザーバ 

    皮下に埋め込まれたポート

    静脈や動脈に挿入した留置カテーテルの先に接続された器具。

    リザーバー(ポート)に特殊な針(ヒューバー針)を刺して、薬液を注入します。 



  
ピック(PICC)

    Peripherally Inserted Central Catheter

    末梢の静脈(尺側皮静脈、橈側皮静脈、肘正中皮静脈など)から

    カテーテルを挿入して、

    中心静脈(上大静脈)に留置する時に使用されるカテーテル。

    挿入時の安全性が高い。




   ふ  



  
ファーラー位 

    半坐位

    上半身を45度拳上する姿勢

     参照 ⇒ セミファーラー位、起坐位、



  
フォーカスチャーティング 

    患者さんの経過記録(看護記録)の記載方法の一つ

    順を追って系統的に記録する方法。



  
フォーリーラブカテーテル 

    商品名

    膀胱内に留置する尿カテーテル



  
フラッシュ  

    点滴などのルートの側管から注射器を使用して生食などを

    注入すること。

    目的は、ルート内に残った薬液などを血管内に注入する為。

    ルート内の状態を確かめたりする際に実施される場合も。



  プンク

    puncture


    穿刺 

    注射針などで組織を刺すこと。 


     *整形外科の分野でよく使われる「プンクチョン」ということばがありますが、
      これは関節腔内に溜まった液体などを抜くという意味も含まれています。




   へ  



  
ペグ  

    PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)のことです。




   ほ  



  
放射線療法 

    がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主


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ま行


   ま  



  
マクロアグリゲート

    大凝集塊

    主に輸血パック内に見られる。

    輸血セットを詰まらせる主な原因

    輸血セットに取り付ける前に、輸血パック内の血液をよく混和する。


 
  
マイクロアグリゲート

    微小凝集塊

    輸血時はフィルターで除去される。




   み  



  
ミニトラック 

    経皮的気管切開 輪状甲状間膜穿刺 

    気管(喉)に5mm程の穴を開けて、10cm程のチューブを気管内に入れる方法。

    この場合は、通常の気管カニューレとは違い、カフが付いていない。

    適応は、緊急時に応急処置として実施される

     ☆通常の気管切開では間に合わない場合や、気管内挿管が困難な場合など)

    痰が多くて自力で痰を出せない方など。

    飲食は可能




   め  



  
メイラード反応

    ブドウ糖とアミノ酸を混合する時にみられ反応で、変色する。

    高カロリー輸液の場合は、ダブルバッグ製剤を使用し

    投与する直前に混合することが大切。



         




 や行


  ゆ  









 ら行 


  り  



  
粒子線治療

    放射線治療の一つ。

    陽子線や重粒子線

    がんという標的にねらいを絞って照射する治療法





  る  



  
ルアースリップ式

    接続方法の一つ

    差し込み式(スリップイン式)

    注射器やチューブなどに接続する時に、差し込むだけ(摩擦だけ)

    で繋がっているため脱落し易い欠点がある。

    ルアーロック式(ねじ込み式)の方が安全。

   

  
ルアーチップ注射器

    接続部位が差し込み式(スリップイン式)になっている注射器で、

    主に注射針や点滴チューブなどに接続する。

   
 ※輸液ラインと経腸栄養ラインの誤注入を防止するために

     差し込み口の太さを異なるサイズにすることが勧められています。


     参照 ⇒ カテーテルチップ注射器



  
ルアーロック式

    接続方法の一つ

    ねじ込み式

    注射器などの先がねじ込み式になっている為、脱落し難い。

    スリップイン式より安全

    特に中心静脈ラインの接続にはルアーロックが安全。

     参照 ⇒ ルアースリップ方式(差し込み式)






   わ 



  
ワンポイントカットアンプル

    アンプルの頚部のくびれた部分に、カットし易いように、あらかじめ傷がついている

    アンプルがあります。傷がついている部分にマークが一ヶ所ついているものを、

    ワンポイントカットアンプルといいます。

    マークが2ヶ所ついているものを、ツーポイントカットアンプルといいます。

    どの方向からもカットできるように、くびれた部分全部に傷がついている

    アンプルを、全周カットアンプル と呼ばれるものもあります。

    上記のようなあらかじめ傷がついているアンプルをイージーカットアンプルといいます。

    最近では安全性や利便性も考えて、イージーカットアンプルが主流に

    なってきています。



 



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 参考文献

 〈書籍〉 
  最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)
  ポケット看護辞典(廣川書店)
  写真でわかる基礎看護技術@(株式会社インターメディカ)
  写真でわかる看護安全管理(株式会社インターメディカ)
  看護・医療事故防止
  自己学習CD−ROMプログラム(医歯薬出版株式会社)
  フィジカルアセスメント
  ナースに必要な診断の知識と技術第4版(医学書院)

 〈インターネット〉
  厚生労働省HP
  日本輸血・細胞治療学会
  日本看護協会HP
  ウィキペディア
  医薬品医療機器情報提供ホームページ

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  開設日 2010/03/02  

  リニューアル 2012/07/19  

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