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看護用語集専用ページです。

更新日2012/07/22  

注射と点滴に関する用語集  


  あ行  か行  さ行  た行  な行 は行  ま行  や行  ら行  





 

  あ行 

   IVH(アイブイエイチ)
   アナフィラキシー 
   アルコール消毒 
   アレルギー反応 
   アレルギー反応テスト 
   アンプル 
   アンプルカッター 
   アンプルカット 
   インラインフィルター
   エアー針 
   エクステンションチューブ 



 
IVH(アイブイエイチ)

  Intravenous Hyperalimentation の略

  高カロリー輸液 のことです。

  中心静脈栄養 完全静脈栄養 などとも呼ばれています。

  中心静脈にカテーテルを挿入(留置)して栄養などを補給する方法です。


   詳細は ⇒ IVH




 アナフィラキシー

  急性で重いアレルギー反応。

  蕁麻疹などの皮膚の症状や、呼吸困難などの呼吸器症状、

  血圧低下、意識障害など重い症状を呈することが多い。

  中にはショック状態に陥り死亡することもある(アナフィラキシーショック)



   詳細は ⇒ アナフィラキシー




 
アルコール消毒

   皮膚や医療器具などをアルコール(消毒用アルコール)で消毒すること。




 
アレルギー反応

  人体を防御するための免疫反応が過剰に起こること。

  症状は蕁麻疹や痒みなどの皮膚症状、咳などの呼吸器症状、下痢、嘔吐などの

  消化器症状や、重い場合は呼吸困難、血圧低下、意識障害などがみられることもあります。




 
アレルギー反応テスト

  アレルゲンテスト

  アレルギーの原因を知る為に、実施されるテスト。

  血液検査、パッチテスト、スクラッチテスト、皮内テスト などがあります。




 
アンプル   

  薬剤の入っている小さいガラスの容器。

  先が細長く、カットし易いような構造になっています。





 
アンプルカッター

 
 アンプルをカットする時に使用します。

  アンプルの頚部のくびれている部分に傷をいれる道具。

  小さいヤスリ。 




 
アンプルカット

  アンプルの頚部のくびれている部分にアンプルカッターで傷を入れて、先端を折ること。

  又は、あらかじめ傷のあるアンプルをカットすること。




 
インラインフィルター


  末梢の静脈や中心静脈ラインから持続点滴をするときに使用されるフィルター。

  気泡や沈殿物などの異物を除去します。

  通常のフィルターの孔径は0.22μm

  薬剤の種類によってはフィルターを通らない成分もあります。 

  静脈炎の予防に有効とされています。




 
エアー針(エアーしん) 

  
  空気針

  輸液瓶など硬い素材の容器で点滴をする場合、

  容器内の圧を外気圧と同じにする必要があります。

  圧が外気圧より小さいと輸液が落下しなくなります。

  エアー針を刺して空気を通すことにより、圧が一定になります。  

  最近はソフトバッグが増えてエアー針の使用が減少しています。




 
エクステンションチューブ 

  
  商品名になります。 一般名は、造影用耐圧チューブ

  輸液などの時に延長チューブとして使用されることが多い。



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   か行 

  
 外シャント
   カテーテル
   カニューレ 
   カラーコード 
   筋肉内注射 
   くも膜下腔内注射
   クランプ 
   クレンメ 
   クローズドシステム
   ゲージ 
   血液ガス分析
   血液透析用留置針 
   血管迷走神経反射 
   コアリング
   抗生剤 
   硬膜外腔内注射 
   骨髄穿刺 




 
外シャント

  血液透析を実施するときに施行されます。

  動脈と静脈にチューブを挿入して、体外でそれぞれのチューブを接続します。

  外シャントは感染の危険が高く、詰まりやすいなどの欠点があり、

  最近では内シャントの方が多く実施されています。




 
カテーテル
 
  医療用に使用されている管を、カテーテルと呼んでいます。

  柔らかい素材で出来た、中が空洞になった細長い管です。

  代表的なものに、心臓カテーテル、中心静脈カテーテル、

  バルーンカテーテル、尿道カテーテル などがあります。




 
カニューレ(カニューラ)
  
  チューブ類の一つ

  医療機関でよく耳にするのが 気管カニューレ、鼻腔カニューレなどがあります。




 
カラーコード

  注射針などの針や吸引カテーテルは

  サイズによって針やチューブの根もとの色が違います。

  太さが一目で判るように、外径のサイズを色で識別しています。

  
☆平成19年4月1日より国際標準化機構規格(ISO規格)に統一されました。




 
筋肉内注射(きんにくないちゅうしゃ)

  筋肉内に薬液を注入すること。 

  皮下注射よりも吸収が早い。 

  皮下組織の下が「筋肉」になります。




 
くも膜下腔内注射(くもまくかくうないちゅうしゃ)
 
  クモ膜と軟膜の間に薬液を注入 

   ※脊髄は三層からなる髄膜に包まれています。
     髄膜は外側から、硬膜、クモ膜、軟膜

  クモ膜下腔は、クモ膜と軟膜の間にある空間で

  脳脊髄液(無色透明な液体)で満たされています。  




 
クランプ

  点滴セットなどのチューブに取り付けてあり、輸液の滴下速度の調節や

  滴下を止める時に用います。

  クレンメと同じ 




 
クレンメ

  点滴セットなどのチューブに取り付けてあり、輸液の滴下速度の調節や滴下を

  止める時に用います。

  正確には、ローラークレンメ  クランプと同じ

   ☆点滴の調節を患者さん自身が出来ない様に工夫されているクレンメもあります。




 
クローズドシステム

  閉鎖注入システム

  点滴ルートに三方活栓が無く、針での注入も出来ないルート。

  感染のリスクが低くなる、針刺し事故が減少する などの利点があります。




 ゲージ

  注射針のサイズに用いられる単位 「G」で表します。

  数字が大きくなるほど、注射針の外径は細くなります。 

  病院などで主に使用されている大きさは16G 〜 27Gです。  




 血液ガス分析(けつえきガスぶんせき)

  血液中に含まれている酸素や二酸化炭素の割合、pHなどを測定すること。

  略して「血ガス(けつガス)」という場合が多い。

  動脈血を採取します。




 血液透析用留置針(けつえきとうせきようりゅうちしん)

   販売名 クランプキャス ハッピーキャス などがあります。

  人工透析を行うための血管留置針




 血管迷走神経反射(けっかんめいそうしんけいはんしゃ)

  自律神経の一つである副交感神経と関係が深い神経。

  主に内臓や血管などに分布している。

  痛みやストレス、精神的ショックなどの後に起こることがある。

  血管迷走神経反射性失神(略称VVR)




 コアリング

  バイアルなどのゴム栓を注射針で刺す時に、ゴムが削れて異物となること。




 抗生剤(こうせいざい)

  抗生物質 抗菌剤

  体内に細菌などが侵入したときに使用される薬剤。

  細菌などの発育を抑制する働きがあります。




 硬膜外腔内注射(こうまくがいくうないちゅうしゃ)

  脊髄を包んでいる膜を、髄膜といいます。

  髄膜は三層から成り立っています。外側から、硬膜、クモ膜、軟膜 

  硬膜外腔は、硬膜と黄色靭帯の間の隙間。この隙間に、薬液などを注入します。

  疼痛緩和の目的で注射する場合が多く、硬膜外ブロックと呼んでいます。




 骨髄穿刺(こつずいせんし)

  マルクと呼ばれています。

  主に腸骨や胸骨などに針を刺して、血液を造る骨髄を採取します。

  白血病などの血液の病気が疑われる時や、ドナーとして骨髄を提供するときにも、

  実施されます。


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   さ行 

    採血ホルダー 
   サーフロー留置針
   三方活栓 
   自己注射 
   持続皮下注射 
   シャント 
   消毒用アルコール 
   静脈 
   静脈炎 
   静脈カテーテル 
   静脈血 
   静脈注射 
   静脈注射用ポート 
   シリンジ 
   シリンジ採血 
   シリンジポンプ 
   神経ブロック
   心注(心腔内注射) 
   穿刺 
   造影剤 



 採血ホルダー(さいけつホルダー)


  真空密封型採血管に、直接、血液を注入する際に必要となります。

  採血をする時に使用する医療器具です。

  ホルダーの先に採血用の針を取り付けます。

  最初から針がついているホルダーもあります。

  取り付けた針を血管に刺した後、真空密封型採血管を刺し込んで採血します。

  採血管内は真空になっている為、自然に採血管内に注入されます。



 サーフロー留置針(サーフローりゅうちしん)


  販売名

  一般名はプラスチックカニューレ型滅菌済み穿刺針 

  緊急時の血管確保や長時間の点滴などを実施する際に末梢の血管内に

  留置するカニューレです。 外筒がカニューレ、内筒が針 



 三方活栓(さんぽうかっせん)


  活栓(一般名)

  点滴などのルートに取り付けて、側管から薬液を注入する時に必要。



 自己注射(じこちゅうしゃ)


  本人自身が自分で又は家族が注射すること。

  自己注射できる薬には、ホルモン剤(インシュリンや成長ホルモンなど)

  凝固因子製剤、インターフェロン、などがあります。

  注射の回数が多かったり、発作などが起きた時に緊急の投与が必要な時など、

  通院治療が困難な患者さんに限られています。



 持続皮下注射(じぞくひかちゅうしゃ)


  静脈注射が普及する前は、皮下注射による補液が一般的だったようです。

  濃度の高い輸液の場合は痛みや発赤などの合併症も多く、

  静脈注射が普及し始めてからは、徐々に実施されなくなりました。

   ※1990年代の後半から見直されてきました。
     高齢者の方や血管の細い方などで静脈からの補液が困難な方や、
     疼痛緩和の治療として実施している医療機関もあります。




 シャント


  本来流れる血管とは違う別のルートのこと。

  血液透析の際に透析する血液の量を増やす目的で、シャントが必要になります。

  通常は動脈と静脈は直接交わることはありませんが、

  動脈と静脈の血管を直接繋くことにより、血液の量を増やすことが出来ます。

  シャントとは動脈と静脈を直接繋いで、動脈血を静脈に流すことです。

  シャントには、内シャントと外シャントとがあります。



 消毒用アルコール(しょうどくようアルコール)


  採血や注射などの時に皮膚を消毒する時や、器具の消毒に利用される、アルコール。

  消毒用エタノールや消毒用イソプロパノールなどがあります。



 静脈(じょうみゃく)


  心臓に還る血管。

  体表面に近いところを走る。

  静脈を流れる血液は、静脈血

  ※肺から心臓に還る血管も静脈ですが、血液は動脈血



 静脈炎(じょうみゃくえん)


  血管の炎症。

  静脈に沿って、発赤、痛み、腫脹、熱感などの症状を伴う。

  持続点滴や高濃度の薬液、刺激の強い薬液などを注入したときに起こしやすい。



 静脈カテーテル(じょうみゃくカテーテル)


  末梢の静脈や中心静脈に挿入する細長い管

  カテーテルは中が空洞で柔らか素材で出来ています。



 静脈血(じょうみゃくけつ)


  二酸化炭素を多く含んだ血液

  暗赤色をしています。

  手背などを走っている表面に青く浮き出て見える血管は静脈で、静脈血が流れています。



 静脈注射(じょうみゃくちゅうしゃ)


  静脈内に薬液を注入すること。

  静脈は体表面に近い血管で、皮膚の表面から浮き出ている青い血管です。

   ※血管には、毛細血管、静脈、動脈 があります。
    看護師が実施しているのは静脈内の注射になります。




 静脈注射用ポート(じょうみゃくちゅうしゃようポート)


  略して静注ポート 

  皮下に植え込むことが出来る医療用器具、リザーバーのこと。

  静脈に挿入された留置カテーテルに接続されています。



 シリンジ


  注射器のこと。



 シリンジ採血(シリンジさいけつ)


  ディスポの注射器を使用しての採血



 シリンジポンプ


  注射器(シリンジ)に充填された薬液を、微量ずつ

  正確かつ確実に体内に投与するときに使用されます。



 神経ブロック(しんけいブロック)


  痛みの原因となる神経やその周囲に麻酔薬を侵透させて、

  痛みを遮断すること。



 心注(しんちゅう)


  心腔内注射

  心臓内に長い針を刺して、直接、薬液を注入すること。

  以前は心停止などの蘇生に、アドレナリンなどを直接心臓に注射していましたが、

  最近は静脈内に注射するのが一般的。

  かえって、心タンポナーデや冠動脈などの血管を損傷する危険があるといわれています。

  血管確保をしていない場合は、実施するケースもあります。



 穿刺(せんし)


  体内に針を刺すこと。

  血管、関節腔内、腹腔内、胸腔内、腰椎などに針をさすこと。



 造影剤(ぞうえいざい)


  血管や脊髄、尿路(腎臓、尿管、膀胱など)、

  胆のう、胃十二指腸などの検査をするときに、

  通常のレントゲン検査では、はっきりと写し出されない部分を

  確認する時に使用されます。

  胃のバリウム検査、CT検査の時の血管造影、

  尿路系の造影などがよく実施されます。


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   た行 

  ダイアライザー
  ダブルル−メンカテ−テル 
  チャンバー 
  注射 
  注射針 
  中心静脈 
  中心静脈カテーテル 
  チューブ 
  ツベルクリン反応 
  点滴 
  点滴セット 
  点滴筒 
  橈骨動脈 
  動脈 
  動脈注射
  トンボ針



 ダイアライザー


  血液をきれいにする医療器具  血液透析器のこと。

  血液中の老廃物や水分などを除去する役割があります。



 ダブルルーメンカテーテル


  一般名は、緊急時ブラッドアクセス留置用カテーテル

  血液透析用のカテーテルと中心静脈用のカテーテルがあります。



 チャンバー


  点滴筒 

  又は、正確に薬剤を投与するときに用いる、細かいメモリが付いている容器。



 注射(ちゅうしゃ)


  薬液を体内に注入すること。

  皮内注射、皮下注射、筋肉注射、静脈注射、動脈注射、関節内注射、

  硬膜外腔内注射 などがあります。



 注射針(ちゅうしゃしん・ばり)


  体内に薬液などを注入するための針

  注射や穿刺の針は、全て、中が空洞になっています。



 中心静脈(ちゅうしんじょうみゃく)


  CV(Central Vein)

  通常は上大静脈と下大静脈をさします。

  血液量が多く太い血管のため、濃度の高い薬剤を投与することが出来る。

  血管から薬液が漏れるリスクも低いため、抗がん剤やカテコラミン類など、

  確実かつ正確に投与しなければならない薬剤の場合も中心静脈からの方が安全。



 中心静脈カテーテル(ちゅうしんじょうみゃくカテーテル)


  中心静脈内に挿入(留置)する細い管



 チューブ


  管のことです。

  中が空洞になった弾力性のある細長い管のことです。

  胃(ストマック)チューブ、点滴チューブ 気管内チューブ など 



 ツベルクリン反応


  結核菌に感染しているかどうかの検査です。

  ツベルクリンは結核菌に対する抗原

  皮内に注射します。



 点滴静脈注射(てんてきじょうみゃくちゅうしゃ)


  輸液を体内に投与する方法の一つ。「点滴」と略して呼ばれることが殆ど。

  一滴ずつ落下させながら薬液などを投与する。

  静脈に針を刺して、輸液瓶やパックなどに接続されたチューブを通して投与されます。



 点滴セット(てんてきセット)


  点滴をするときに必要な医療器具。

  エアー針、ビン針、注射針、点滴筒(チャンバー)、

  クランプ(クレンメ)、タコ管、ゴム管、点滴チューブなどがセットされています。

  最近では、ダイヤル目盛付輸液用ラインセット と呼ばれるものもあるようです。



 点滴筒(てんてきとう)


  点滴の滴下速度の確認やエアー混入防止の為の筒。チャンバー



 橈骨動脈(とうこつどうみゃく)


  手の親指側を流れる動脈 

  脈拍を触診する時の部位(通常の場合)

  手首の親指側を触ると拍動を感じます。

  動脈血の採取時に、選択される部位の一つ。



 動脈(どうみゃく)

  心臓から送り出される血液が流れる血管。

  左心室から送り出される血液は、酸化ヘモグロビンが多い動脈血。

  静脈血よりも鮮やかな赤色。全身へ流れる。

  右心室から送りだされる血液は、還元ヘモグロビンが多い静脈血で肺へ流れます。

  肺でガス交換され酸化ヘモグロビンが多い動脈血に変わり、左心房に還ってきます。



 動脈注射(どうみゃくちゅうしゃ)


  動脈内に薬液を注入すること。 ★医師が実施します。



 トンボ針(トンボしん)


  翼状針のこと

  翼状針の形が、トンボ に似ているところから、こう呼ばれています。

  静脈の穿刺が難しい場合や、採血量が多い場合、点滴の時などに

  利用されるケースが多い。


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   な行 

  内シャント



 内シャント(ないシャント)


  ブラッドアクセスの一つです。

  血液透析を実施するときに血液量を多くするために、体内で動脈と静脈を

  つなぎ合わせることです。 感染の危険が外シャントより低い。


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   は行 

  バイアル 
  皮下 
  皮下埋込式リザーバー 
  皮下注射 
  皮内 
  皮内注射
  皮膚反応試験 
  ヒューバー針 
  瓶針
  プライミング
  プラスチックカニューレ型滅菌済み穿刺針      
  ブラッドアクセス 
  プラネクタ 
  ブロック注射
  プンク 
  ポート 



 バイアル


  ガラス製の瓶にゴム製の栓がしてある薬瓶。

  ポリエチレン製の容器もあります。

  栓がゴムで出来ているため、複数回刺すことが出来ます。



 皮下(ひか)
 
  皮下組織のこと。

  皮膚の構造は体の表面から順に

  「表皮 真皮 皮下組織」から成り立っています。



 皮下埋め込み式リザーバー(ひかうめこみしきリザーバー)


  皮下に埋め込まれたポート

  静脈や動脈に挿入した留置カテーテルの先に接続された器具。

  リザーバー(ポート)に特殊な針(ヒューバー針)を刺して、薬液を注入します。 



 皮下注射(ひかちゅうしゃ)


  皮下組織内に薬液を注入すること。



 皮内(ひない)


  表皮と真皮の間

  皮膚の構造は体の表面から順に

  「表皮 真皮 皮下組織」から成り立っています。



 皮内注射(ひないちゅうしゃ)


  表皮と真皮の間に薬液を注入します。

  薬剤の吸収が他の注射より一番遅い。

  抗生剤のアレルギー反応や、アレルゲンのテスト

  ツベルクリン反応などを調べる時に実施されます。



 皮膚反応試験(ひふはんのうしけん)


  判定は医師が行います。

  抗生剤のアレルギー反応や花粉症などのアレルゲンを特定する時などに実施されるテスト。

  皮内テスト、スクラッチテスト、パッチテストなどがあります。

  自覚症状や皮膚の異常反応の有無を確認します。



 ヒューバー針


  ポートを皮下に埋め込んでいる場合に使用します。

  ポートをイソジンなどで消毒した後に、ヒューバー針を刺して輸液などを注入します。



 瓶針(びんしん)


  点滴セットのチューブの端に付いている太い針。

  この部分を輸液などの入っている容器に刺し込みます。



 プライミング


  点滴セットや輸血セットなどを使用する時に、

  チューブ内やフィルター内を薬液や血液などで満たしておくこと。

  ルート内に液を流しながらエアー(空気)を抜く。エアー抜き。



 プラスチックカニューレ型滅菌済み穿刺針


  ⇒ 末梢血管用留置針 参照



 ブラッドアクセス


  血液透析の際に、血液を出し入れする為の血管やルートのことです。

  ブラッドアクセスの種類には、内シャント、外シャント、動脈表在化法

  動脈直接穿刺法、カテーテルの静脈内留置法 などがあります。



 プラネクタ


  商品名

  静脈注射用ポート 

  一般名は、輸血・カテーテル用アクセサリーセット 



 ブロック注射


  ⇒ 神経ブロック 参照



 プンク


  puncture(穿刺)

  整形外科の分野でよく使われる「プンクチョン」ということばがありますが、

  これは関節腔内に溜まった液体などを抜くという意味も含まれています。



 ポート


  リザーバーと同じ  ⇒ リザーバー 参照


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   ま行 

  マクロアグリゲート 
  麻酔 
  末梢血管用留置針




 マクロアグリゲート


  輸血の時に輸血セットが詰まる主な原因である、大凝集塊。



 麻酔(ますい)


  痛みなどの感覚をなくすことです。

  主に手術や疼痛の緩和の時に実施されます。

  全身麻酔と局所麻酔があります。



 末梢血管用留置針(まっしょうけっかんようりゅうちしん)


  一般名 は プラスチックカニューレ型滅菌済み穿刺針 

  カニューレと注射針がセットされています。

  外筒がカニューレで、中に針(内針)が挿入されています。

  販売名には、スーパーキャス サーフロー留置針 などがあります。


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   や行 

  輸液セット 
  輸液ポンプ 
  輸血セット
  腰椎穿刺 
  腰椎麻酔
  翼状針 




 輸液セット(ゆえきセット)


  点滴を実施するときに使用する医療機器。 点滴セット、輸血セット

  ビン針、点滴筒、クレンメ、輸液チューブ、タコ管、ゴム管、静脈針、

  エアー針、フィルター などがセットになっています。



 輸液ポンプ(ゆえきポンプ)


  点滴などを実施するときに、自然滴下より輸液の管理がし易い。

  持続点滴を実施しする場合に多く用いられています。

  薬液を確実に正確な量で滴下するときにも使用されます。



 輸血セット(ゆけつセット)


  輸血時に使用される輸液セット。 

  セットの内容は、基本は、ビン針、フィルター(濾過筒)、点滴筒、クランプ、チューブなど

  上記以外に、静脈針、定量筒、通気フィルター、流量調節器 などが

  付属しているセットもあります。 



 腰椎穿刺(ようついせんし)


  ルンバール

  脊髄を覆っているクモ膜と軟膜の間、くも膜下腔に、長い針を刺すこと。

  目的は、骨髄液の検査、脳脊髄圧の測定、脊髄造影、薬液の注入、腰椎麻酔などです。



 腰椎麻酔(ようついますい)


  くも膜下腔内に、麻酔薬を注入して下半身の痛みなどの感覚をなくすこと。



 翼状針(よくじょうしん)


  翼付静脈針

  トンボ針ともいいます。

  静脈の穿刺が難しい場合や、採血量が多い場合、点滴の時などに

  利用されるケースが多い。


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   ら行 

   リザーバー 
   留置針 




 リザーバー


  静脈や動脈に挿入した留置カテーテルの先に接続された器具。

  ポートと同じ

   ⇒ 皮下埋込式リザーバー 参照



 留置針(りゅうちしん)


  持続点滴が必要な方や、血管確保が困難な方などに用いられることが多い。

  硬い金属製の針ではなく、プラスチック製のカテーテルを使用しているため

  血管の損傷や炎症などのリスクが少ない。

  外筒がカテーテル(カニューレ)で、内筒が注射針。


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  ワンポイントカットアンプル




 ワンポイントカットアンプル


  アンプルの頚部のくびれた部分に、カットし易いように、あらかじめ傷がついている

  アンプルがあります。傷がついている部分にマークが一ヶ所ついているものを、

  ワンポイントカットアンプルといいます。

  マークが2ヶ所ついているものを、ツーポイントカットアンプルといいます。

  どの方向からもカットできるように、くびれた部分全部に傷がついている

  アンプルを、全周カットアンプル と呼ばれるものもあります。

  上記のようなあらかじめ傷がついているアンプルをイージーカットアンプルといいます。

  最近では安全性や利便性も考えて、イージーカットアンプルが主流になってきています。



 


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 参考文献

 〈書籍〉 
  最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)
  ポケット看護辞典(廣川書店)
  写真でわかる基礎看護技術@(株式会社インターメディカ)
  写真でわかる看護安全管理(株式会社インターメディカ)
  看護・医療事故防止
  自己学習CD−ROMプログラム(医歯薬出版株式会社)
  フィジカルアセスメント
  ナースに必要な診断の知識と技術第4版(医学書院)

 〈インターネット〉
  厚生労働省HP
  日本輸血・細胞治療学会
  日本看護協会HP
  ウィキペディア
  医薬品医療機器情報提供ホームページ

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  開設日 2012/07/22  

ナビゲーション



 注射と点滴に関する用語・詳細項目

 あ行

 IVH

 中心静脈栄養法と
 末梢静脈栄養法の説明

 中心静脈栄養法と
 末梢静脈栄養法の違いは?

 濃度の高い輸液を
 投与する理由は?



 アナフィラキシー 

 抗生剤(抗生物質・抗菌剤)の
 アレルギー反応について
       
 皮内反応の有用性について

 アナフィラキシー様症状や
 ショックなどの安全対策について



 アンプルカット 

 アンプルカットする時のポイントと
 注意点

 イージーカットアンプルの場合

 アンプルカッターでカットする場合

 アンプルカット時の注意点と対策



 インラインフィルター

 インラインフィルターのメリットと
 デメリットについて



 エアー針

 エアー針からの感染の
  リスクについて



 エアー抜き

 エアー抜きの方法




 か行

 カニューレ(カニューラ)

 ・チューブ、カテーテル、
  カニューレの違いは?
  
 ・医療機関などでよく耳にする管

 ・気管カニューレと
  気管(内)チューブについて

 ・ドレーンについて

 ・バルンカテーテルについて



 カラーコード

 ・注射針などのカラーコード
  について
       
 ・サ イ ズ 別 の カ ラ ー




 筋肉内注射 
 
 
・筋肉内注射について
  (目的・方法・針のサイズ
   部位、注意点など)



 ゲージ 

 
・ゲージの選び方
  (注射部位とサイズ




 血液ガス分析

 ・動脈血の採取について



 血液透析用留置針

 
・クランプキャス ハッピーキャス
   スーパーキャス の違いは?




 血液培養検査)

 ・血液培養検査の採血方法

 ・以前と違う点は?



 血管迷走神経反射

 ・採血や注射時による
  血管迷走神経反射
  (症状とその対処方法)



 硬膜外腔内注射

 ・硬膜外ブロックについて



 骨髄穿刺

 ・骨髄穿刺の詳細
  (看護手順、注意点など)


   ス ポ ン サ ー ド リ ン ク 

  


  



  


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